オタノシミ

知られざるおっさんの日常。

2015-05-13 スタジオで混乱を避ける為のTips

スタジオに向かって歩く道すがら、気持ちは高揚していると同時に、うまくいくのか、だめなんじゃないのかと高揚感に水を差すような冷めた視点も意識され、精神は必ずしも一致していなかった。
youtubeでさまざまなhow to drum set up動画を見たが、どの動画も一致しているのは「comfortable」いう事だけだった。
comfortable.自分は今、その状態を感じる事ができでいない。
そこで今日は余計なセッティングを一切せず、ミュートだなんだも全部後回しにして、まずは自分がどうすればコンフォータブルな状態になるのか探ってやると決めた。
決して難しい事をしようとしているわけではないはずだ。迷ったらシンプルな方、気軽に、考えすぎずやる。と決めた。

まずはクラッシュシンバル、ライドシンバルをどかして視界をクリアにした。
次に椅子の位置を「じっくり」試行錯誤して決めた。フットワークが向上するにしたがってここの位置はいずれ変わるかもしれないが、とにかく今できる状態を第一に考えた。
身体の向きを正面に「しない」。椅子に座って身体のヘソは左斜め前を向くようにした。
そうした状態でスネアの高さなど決めた。今までと比べてグンと高くした。今までが低すぎたという事だ。
そうすると自然とハイハットの位置が決まる。この状態だとどの位置にあるべきかが分かる。この時クラッシュシンバルは視界にないからとてもやりやすい。
ハイハットの位置が決まれば絶対クラッシュの位置も見つかる。

タムタム
大きい方のタムをまずセットする。正直ここで手こずった。
そこそこ時間を喰ったが、なんなら今日はタム弄りで終わっても悔いはないと割り切ると、気持ちはとても冷静にった。
まずハードウェアを伸ばしてから角度調節して(この角度はこれからも要検討)、好みの位置まで下げた。
その状態で座ってみて、どんな感じか少し叩く、小さい方のタムのセットも実施。こっちは簡単にうまくいった。
それから座ってみてどの位置、高さにライドがあったらいいかをイメージして、その高さにセット。
思うに、このイメージという作業がなかなかに重要で、これをやらないと絶対混乱する。今までのスタジオでなかった作業である。
それからクラッシュをセットしてセッティングは終了。

現時点で考えうる、最上のコンフォータブルな状態、すくなくとも疲れない状態で演奏し続ける事ができた。

今までセッティング時感じてた苦手意識を、今日少し掴んだコツでもって無くしていきたいと思う。

今までにない満足した心持で記録を書けた事を嬉しく思う。
演奏終了後、セットの前に立って自分のセッティングを見た時、ドラムマガジンに載っててもおかしくないセッティングだなと思った。実に洗練されてい、空間もしっかり取れている。
演奏はヒドいがセッティングは◎。

2歩前進