オタノシミ

知られざるおっさんの日常。

【本】若き将軍の朝鮮戦争

若き将軍の朝鮮戦争 白善燁将軍回顧録 The Korean War 

 

白善燁著

 

草思社

 

を読んだ。

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★★★★☆

 

 

少々専門的描写があり、軍事知識に乏しいゆえ理解に難渋した(↓こういう具合)。

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・・・・・・


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まず一つは、つねに最悪の状況を基準にして、ものごとを考えることである。二つ目は、なにをやる にしても簡単、明瞭に処理することを習慣づけることである。とかく精緻にやろうとするものであるが、はたして戦場でそうできるとはかぎらない。いや、精緻になどできるものではない。最後に、「この状況、この決心」という定型的な教育ではなく、現実に起こった状況にどう対応するかを訓練しておいた ほうが、戦場では役立つということである -著者

 

「言葉が通じないのですよ。韓国語はまったく駄目、英語で交信しているのですが、これがまるで英語 になっていない。なにを言っているのか、さっぱりわからない。 まずは聞いてみてください」-よど号ハイジャック犯に管制塔で対応したソウル警察外事課長

 

....

※ところが交信を日本語に切り替えると、犯人たちはまさに狂喜した。 交信していた相手は、 声の 調子から若い男だったと思うが、そばにいる仲間に、興奮しながら伝えた。

 

「日本語だ! 日本語で話してる。よくわかります、よくわかる日本語です。······われわれは日本赤軍 であるが、要求は・・・・・・」

以後、犯人たちはこちらの問いに素直に答え、要求もはっきりしてきて対応が楽になった -著者

 

「いいんです、私が身代わりになれば人質が 解放されるのですから。たとえ死んでも本望です」 -山村新治郎運輸政務次官