オッペンハイマー (米)
を
U-NEXTで見た。
★★★★☆
※
原爆どうこうの前にこの映画大クセモノ。
頻繁に入れ替わる時系列、それぞれのシーンが16ビート級のテンポ感で進む上、状況、セリフの背景が異様に重くありながら特に説明はない。ご存知でございましょう!とばかり。もはや忘却の彼方にあった、マンハッタン計画、独英米ソ核開発、ソのスパイ関連の本で読んだ断片が頭の中をグルグルまわった。
グローブス准将がマット・デイモンぽい…と思ったがマット・デイモンだった。エンリコ・フェルミ、レオ・シラード、覚えてた科学者の出番はそう多くなかった。
オッペンハイマーの心の葛藤(?)が映像で表現され(オッペンハイマーの悔悟を自分はあまり信じてない)原爆投下後の心の動揺みたいなモノが表現される。爆心のスライドをオッペンハイマーの顔だけにしたり、少なくとも、原爆投下してやったぜぇ!という映画ではないなと思ったが、原爆投下で亡くなった方、被害を受けた方々に向き合う映画でもないな思った、なるほど、『オッペンハイマー』である。制作陣も『オッペンハイマー』なのです!ぐらい言うかもしれん。
これは何回か見る前提なのかもしれん。というか、原作本読んだほうが早いかも。