オタノシミ

ricedai's diary

【本】ヒトラー最期の12日間

ヒトラー最期の12日間

 

ヨアヒム・フェスト著 鈴木直訳

 

岩波書店

 

を読んだ。

 

★★★★★

 


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この劇的な会議は午後三時少しすぎに始まり、入れかわり立ちかわり人が出入りしながら八時近くまで続いた。

まず冒頭で、ソ連軍がオーデル戦線の北部でも防御線突破に成功したという報告がなされた。
ヒトラーはまだ、一見ストイックな平静さを保ってこの報告を甘受した。
続いて報告者たちが、敵は南部ではツォッセンを占拠し、シュテルンスドルフに向かって前進中、北部では、フローナウとパンコ間の市境界線付近で作戦行動中、東部ではリヒテンベルク、マールスドルフ、カールスホルストを結ぶラインにまで到達、と次々に報告した。

しばし沈黙が続いた。

ヒトラーはその沈黙に向かって、シュタイナーの軍団はどうしたと尋ねた。

それに対しては、その場の気休めの返答か、あるいは相矛盾する返答がなされ、ついにクレープスは運命的転換点にまでまつり上げられていたシュタイナーの攻撃がまったく行われなかったことを告白せざるを得なくなった。
ほんの少しの間、ヒトラーはぼんやりと物思いにふけっていたかと思うと、突然、大爆発が起こった。

 

 

(アンダーラインは自分が引きました)



 

映画は映画で、本は本で。

 

それぞれに考えさせられるところがあった。